「超硬エンドミル」の寿命延長に効果あり!
写真の超硬エンドミルをEB処理し、ガラスエポキシ樹脂面板を切削いたしました。お客様は抜型メーカー様で、抜き型に必要な面板を切削されています。面板の種類はガラスエポキシ樹脂が80%をしめ、他にステンレスや真鍮の面板を使用されています。
ガラスエポキシ樹脂とは、熱硬化性樹脂の一種で、ガラス繊維製の布を重ねたものに、エポキシ樹脂を滲みこませた材料です。特長としては、軽量で強度があり、耐水性、耐薬性、耐熱性、電気絶縁性、耐食性等、優れた特性があります。プリント基板や電気、電子部品分野の他、多方面で用いられています。
ガラスエポキシ樹脂は他の樹脂材料に比べて非常に硬質である為、刃物の磨耗が激しく、切削、加工が難しいと言われていますが、EB処理をすることにより超硬エンドミルの寿命延長に効果がありました!
ステンレスや真鍮の面板でも効果があり、現在φ0.8~φ3.0までの超硬エンドミルを継続してEB処理させていただいております!
今後の展望!
エンドミル | 特殊ルーター | テーパードリル |
樹脂関連では、他にもガラス繊維含有樹脂を加工する特殊ルーターや、ポリカーボネイトを加工するドリルをEB処理させていただきました!特殊ルーターでも効果があり、ポリカーボネイトでは切削面がキレイに仕上がると好評でした!
樹脂加工でお困りの方は是非『EB処理』をお試しください!
もちろん樹脂以外の方もお気軽にお試しください!